一、日譯中:(20 分)
戦後 80 年の節目に不戦をちかってから 1 年。国内外の情勢は以前 にも増して、かつて来た道を歩んでいるかのように映る。なぜ先の大 戦に至ったのか。歴史の教訓に学び、世界を惨禍にさらす時代の逆行 を防がなければならない。
いまの日米関係からは、日本が米国と戦ったとは信じられない。81 年もたてば、そう感じる世代が現れてもおかしくはない。なぜ日本は 戦争をしなければならなかったのか。要因は複合的であり、何を重視 するか、時間軸をどうとるかで答えは異なる。
(中略)蔣介石政権は国際情勢に応じて米英ソなど連携先を変え た。国内では共産党との対立を抱え、日本との衝突を避けたい勢力も いた。複雑な内情だったのである。
しかし日本側は根強い不信感から、状況によって変化する相手の内 情を深く理解して対応することができず、和平の機会を逃した。情報 力、インテリジェンスの力が不足し、対米開戦に追い込まれたという 見方である。